|
 |
 |
 |
 |
療育の概念
療育の概念は、時代背景と共に変化してきた。
療育とは、医療と育成のことであり、現代の科学を総動員して不自由な肢体を出来るだけ克服し、それによって恢復(かいふく)したる恢復能力と残存せる能力と代償能力の三者の総和であるところの復活能力をできるだけ有効に活用させ、以て自活の途の立つように育成することである。
(療育第1巻第1号 昭和26年 高木憲次)
療育とは、現在のあらゆる科学と文明を駆使して障害児の自由度を拡大しようとするもので、その努力は優れた「子育て」でなければならない。
(重症心身障害児療育マニュアル 医歯薬出版より要約 おおすみ子ども発達支援ホームページより孫引き 高松鶴吉 初版昭和57年)
高木氏の療育概念は、主として肢体不自由を想定し、高松氏のそれは、精神面を追加想定したものと考えられる。時代背景としては、高木氏は太平洋戦争後、高松氏は高度成長後をあげることが出来る。それぞれに立派な見解であることは否定しようがないのだが、時代背景の変化により追加または変更すべき点があることも事実である。
変化とは、農薬等の使用であり、添加物の付加であり、食材の含有ミネラルの変遷である。これらの変化が相まって、児童の体内に有害ミネラルが蓄積し、発達障害が生じたのであれば、その排出が必要なことは別項でも述べた。
高木氏のいう療育の「療」は「医療」である。しかし、発達障害に関する限り、現時点での医療は、有効な解決策を示していない。薬物(医薬品)療法での成功例にも、副作用無しでのキレート剤治療成功例にも、残念ながら接していない。
本サイトでいう療育の「療」は、「医食同源」に近いであろう。
いかなる食物も薬効をもつ。この命題に基づいて、体内に蓄積された有害ミネラルの排出を促進する食物摂取に重点を置く、これが本サイトでいう療育の療である。食物摂取により薬効を期待すること、これが本サイトでいう食事療法である。
簡単クッキング、楽チンクッキングなるものは、本サイトでは紹介しない。3分間温めるだけ、といった類の調理法もほとんどない。冷凍食品を使用せず、電子レンジも無関係な調理法をお知らせするのが、本サイトにいう食事療法の趣旨である。
従って、レトルト食品、冷凍食品を多用し、手軽に調理を済まそうとする向きには、ご遠慮戴きたい。本サイトで紹介する食事療法は、食材(にんじん、ジャガイモなどの生の状態)から調理することを基本としている。どの程度の手間暇をかけるかは、家庭により温度差が生じるであろう。しかし、各家庭が今までかけてきた手間暇だけで児童が改善する、とは考えないで戴きたい。
食事療法のみでは、しかし、発達障害改善の効果はない。毛髪検査実施機関での実績を借りれば、食事療法単独での改善効果は期待することが出来ない。外国のホームページを閲覧すると、食事療法で自閉症を治したとする記載が見られるが、真偽のほどは確認していない。食事療法は、発達障害改善の必要条件ではあるが、十分条件たりえない。
本サイトでいう療育の「育」は、刺激策である。これが、体外排出の十分条件であると考えられる。
刺激といっても、児童を対象とするため、極端なことをするわけではない。本人が興味を持ち、興奮するくらい喜びそうな遊びを積極的にさせるだけである。
本人が遊園地に行きたいと言えば、保護者は、たとえ仕事が忙しくても、連れて行くべきである。ジェットコースターに乗りたいと言えば乗せればいい。(身長制限等があると予想される。規制に従うのは当然である。)
友達と遊ばないからといって、家でテレビを見るだけ、漫画を読むだけで子どもの脳を刺激できるとは思えない。何に興味を持つかは個人差があると思うが、時刻表にかじりつく傾向があれば、旅行に連れて行き、時刻表での架空旅行と現実の旅行とを対比させればいい。海に連れて行けば潮の香りで脳に刺激が与えられるし、山に連れて行けば木の香りでやはり刺激が得られる。
発達障害に対する各種療法の中に、音楽療法、アニマルセラピー(乗馬療法、イルカ療法など)がある。登山を取り入れている機関もある。これらは、上記刺激策と同種と考えて良いであろう。
異なる点があるとすれば、必要条件たる食事療法に関する記載が見られないことである。有害ミネラル蓄積が発症の原因と仮定すれば、体外排出を促進する地盤整備が不備な状態で、刺激のみ与えていると考えられる。
先端医療とはまるで正反対の初歩的手法で、本当に効果があるのか、疑問は当然出てくると思う。具体的にどの刺激策が有効であったのか、即時性のある検証方法がなく、あったとしても検証の余裕など無かったため、回答は出来ない。
ただ一つ言えるのは、時間をかけ、待つという忍耐を惜しまなかったことである。効果があったことだけは確かであるから、刺激策のいずれが適切であったか、または組み合わせが有効であったか、答えは存在すると信じている。
ここまでお読み戴いた方の中で、年輩の方がいればお気づきかもしれない。自分が幼少時の生活のようではないかと。その通りである。
19世紀とは言わないが、太平洋戦争前後、電子レンジもなく、レトルト食品もない時代に、我が国に発達障害児は今ほどにはいなかったはずである。
食材から食事を作り、自然の中で子育てをする。これは、最先端技術、最先端医療とは対極にある。原始時代に戻れとまでは言わないが、療育で我が子を回復させようとするなら、相応の覚悟はして戴きたい。
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
判断基準と効果
本サイトでいう療育を実施すべきかどうか。判断基準は2つある。1つは毛髪検査、今1つは、体温測定である。
毛髪検査の結果、体内に有害ミネラルが蓄積していると推定できれば、これを体内から排出することが必要である。カドミウムや水銀が有害なことは、イタイイタイ病、水俣病の原因物質であることから、定説と言っていい。
体温測定は、簡単であっても、重要なことである。代謝能力が落ちた場合、体温も36.5℃より下がると仮定すると、体温もまた、療育を実行するかどうかの判断基準になる。
 |
| 毛髪検査結果 単位:ppb |
上のグラフを見て戴きたい。限りなくアスペルガー症候群に近いと平成15年に診断された児童の毛髪検査の結果、毛髪に含まれる有害ミネラル量を測定したグラフである。単位はppb(10億分の1)、測定時期は検査実施時期である。
「平成16年後半」とあるのは平成16年前半におけるデータであり、体内水銀量と推定される。水銀が自閉症の原因物質であるとテレビ放送されたのが平成16年3月であり、これにより毛髪検査を実施してみた。その後、年2回を目途として検査を継続すると共に有害ミネラルの体外排出を試みた。
一連の検査結果を時系列で観察すると、従来、体内に蓄積されていた水銀が徐々に排出され、平成17年後半に体外排出がピークを迎えたと読みとることが出来る。これは、デトックス効果の一般的傾向と一致する。(「有害重金属が心と体をむしばむ」東洋経済新報社、大森隆史、151ページ図表16有害ミネラルの排出の時間変化)
デトックス(detox)は、有害ミネラル体外排出と同義語と解して良いと思われるが、町の書店で見る限り、年輩の方の若返りや成人女性の美容効果を前面に出しているため、医療効果の印象が薄らいでいるという感がある。
また、デトックスは本サイトでいう食事療法に近いが、刺激策に言及していないため、これだけでは発達障害対策として不十分と思われる。
更に、本事例では、有害ミネラル排出時の顕著な変化が認められる。
臭いである。
足の臭い、および便の臭いが明らかに変化した。足の臭いについては元々、脂足の家系であるが、格段に強烈になった。入浴、消臭剤の使用は当然毎日行なったが、それでも靴を履いた状態で、ファミリーレストランの広いテーブルを挟んで向かいに座る人が臭気に気付くのであるから、そのレベルが想像できるであろう。
また、便についても、臭気があるのは当然として、異質の臭気に変化した。過去、経験のない臭気であるため、表現に窮するのだが、強いて言えば無機質な臭気とでも言うべきであろう。高等学校の化学の時間で、硫化水素は卵の腐ったようなにおいがする(正確には、腐った卵は硫化水素のようなにおいがする。)と習ったが、元素ごとの臭気を学習すれば、元素を特定できたかもしれない。
便のにおいの変化が有害ミネラル排出に結びつくのは、排出の75%が大便に集中する(前出、大森隆史142ページ)ことから類推できる。
臭いの変化が顕著に認められたのが平成16年冬からであり、児童の心理状況に変化が現れたのは平成17年夏である。海水浴に行った時、児童が、浜辺で砂の船を作り、隣の見ず知らずの幼児に「これ、何に見える?」と問いかけたのである。
同年秋には、他校児童との合宿において、スタッフの余興に割り込む形で、観衆の前で手品を披露するという積極性を見せるに至った。更に注目すべきことは、飛び入り参加の交渉も児童自らスタッフに直談判したことである。
これらの心理的変化が臭気の変化と軌を一にしているため、単に成長と片づけるには見過ごすべきでない要因である。
体温の変化も明確であった。
定期的に計測しなかったため比較が困難であるが、平成15年には36.0℃を下回ることの多かった体温が、平成17年秋には常時36.5℃を維持するようになった。
代謝能力(新陳代謝)と体温とは、関連があると思われる。どちらが原因か結果かは分からないため、これ以上の言及は避けるが、療育を実行するかどうかの判断材料にして戴きたい。
念のため付け加えると、体温計は水銀計を使用した。
自閉症その他の発達障害では個人ごとに様々な症状が現れるが、本サイトは各々の症状解説を目的としていない。症状の具体的内容を詳細に知りたい方は、検索エンジンで検索すれば情報は容易に入手できると思えるので、そちらをご利用戴きたい。
|
|
 |
 |
 |
 |
|